気まぐれエッセイ
●食生活の違い (2001年 10月記 No3)
以前ネパールに行ったときは、わたしだけ安いホテルに滞在していた。だから
食事は自分の食べたいときに食べたいものをとることができた。
しかし、今回はじめてネパールの家族と一緒に生活をして、食生活の違いに
最初はついていけなかった、というか慣れるまでちょっときつかった。
「ダル・バート」には不満はない。ヘルシーでおいしく飽きない味だ。日本でも
肉はほどんど食べないわたしは、ほとんどセミ・ベジタリアンのようなものなので、
豆や野菜をたくさん食べれるタルカリは大好きだ。何がつらかったかというと、
「食事時間のちがい」だった。
彼らは朝起きてすぐ食事はしない。まずチャを飲み、朝食は9時過ぎ。昼は食べず
2時か3時に軽くスナックを食べる。夜は8時過ぎ。
わたしの場合、日本では、朝は起きてすぐパンとコーヒーで軽く、昼がメインでちょっと
ボリュームのあるもの、夜は6時ころ軽く、そのあとは何も食べない、という食生活。
それを彼らに合せて変えるのは簡単ではなかった。
「剛に入れば剛に従え」と言われるように、最初は彼らに合せるべく我慢していたが、
だんだん食欲がなくなってきて、昼間クッキーをちょっとつまんでおしまい!という日も
しばしば。だんだん痩せてきて鏡を見て驚いたことも。「これではいかん!」と、無理に
合せようとせず、食べたいときに食べたいものを食べるようにした。でも、いざ食べよう
としても、1人で食べるのは味気ないもの。結局そうこうしているうちにだんだん
ネパール式食事体制に慣れてきて、彼らと一緒に食べる時間が楽しみになってきた。
滞在2ヶ月が過ぎたころだっただろうか。
日本にいたときは、ネパールでの食事に関して心配したことは無かった。仕事を
どうするか、ということばっかり考えていたが、予期せぬ方向からストレスはやって
くる。「食べる」という人間の基本がしっかりしいてないと、他のことまで頭が回らない。
そこをクリアしてはじめて次へ進めるというものだ。
食べれなくたった理由は、「食事時間」だけではないと思う。社会の事情が事情だった
こともあり、計画が大きくくるってしまったことも大きな理由だと思う。でも、とにかく
食べないことには始まらない。次回のネパールでは、もうこの点に関してはわたしの
頭にインプットされているので、すぐに慣れるだろう。痩せるどころか、逆に太るのでは
ないかとちょっと心配している。
<<トップへ戻るSANU DEVIホームページ